はい、ついに使ってしまいました。
今日は罰あたりにも、昼間から兄貴と釣りです。
実家に帰ってきて早一ヶ月。
福岡で8年間暮らしたという、維持とプライドによって、
僕は地元の方言を使うことを拒否していました。
しかも僕にとって
その二文字は、どこか象徴的で、絶対に使うまいと思っていました。
しかし兄貴との何気ない会話の中で、つい使ってしまったのです。
僕の思惑とは裏腹に、
奴(その二文字)は、使い手にほとんど口を動かせることなく、
そよ風のように自然な振る舞いで唇をすり抜けていくのです。
兄貴との会話
兄貴:「昼飯くわねぇばはらへるべさ、どごに」
俺:「んだ」